綺麗な海での散骨

本日は3組の散骨をお手伝い致しました…
今年は、梅雨が長く、雨も多く降りました。
梅雨が明けても山やダムからの雨が流れ込み、海は濁っていましたが、
やっと落ち着いてまいりました。皆様が思っている以上に相模湾の海は綺麗です。

ご遺骨は空に浮かぶ雲のように見え、海に溶けていくかのように自然に還って行くのでございます。

株式会社墓地ナビさんの投稿 2020年8月16日日曜日

自粛ムード

新型コロナウイルスにより罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

本日は、横浜で1組、湘南で2組のお手伝い。
コロナウィルスによる影響で乗船場所付近は人が疎らです。
当社の散骨依頼も、10件実施の見合わせが出ております。1日も早い収束を願いたい。

そしてお手伝を終え船を上架。
全員で2度目の磨き作業。
気持ち良くご家族様に船舶を利用していただくため、コロナ収束まで、明るく前向きに作業に取り組みたいと思うところでございます。

明日、22日の散骨は全便中止…

本日は、葉山にお住いのご家族様を乗せ江ノ島の沖へ…
11:00江ノ島発の予定を、9:30平塚発に予定を変更し対応。

ご家族5名の乗船でしたが、船もCR28からY32へと大きいサイズにして対応。

出船時間を早めた理由は、「10mを超える強い風の予報」であることに加え、予報より風が「早く吹くかもしれない」ことが理由。
出発場所を平塚港としたのはいくつか理由があり、
当社のY32が江ノ島に着けられないことと、ご親戚がくるのに平塚の方が利便性が高かったからです。
お申し込み頂いたご家族様は葉山でしたので、葉山港が一番近い最寄りの港でしたが、結果そうなりました。

今回は当社からのご提案でしたので、費用に変更はございません…
「利益」よりご家族様の「安心」を優先致しました。
このような対応が当社の強みだと自負しております…

そして9:30出船…
風もなく穏やかな海上で故人様を見送り散骨は無事終了。
大変喜んでお帰り頂きました。

横浜港、東京湾での散骨プランは予定見合わせが続出しております
相模湾の方は心配は少ないとは思いますが念のため…
次亜塩素酸の除菌スプレーにて船内の清掃とコロナ対策…
素手で行ったせいか…手がガサガサでございます。

20日は1組強風で中止。
本日22日は2組中、1組見合わせで1組は無事終了。
明日22日は4組全て強風で中止。

生花のユリも20日から22日かけてご提供するために、
事務所にて綺麗に咲かせたのですが…
花は気持ちにゆとりを与えてくれますので、観賞用とさせて頂きます。
来週も海が荒れるかもしれません…

自然は私たちの予定に合わせてくれない。
私たちが合わせればよい…
そう思うしかないのでございます。

散骨業者の選択

「さっぱりした」そんな声が聞こえます…
ご遺骨を洗う作業をさせていただきました。
泥と網の目を通っていしまうご遺骨は排水せずに集めて沈殿分離させ
水だけを雨水へ、そして沈殿したご遺骨は海へ…

墓じまいから散骨されるご依頼もあるのですが、
お墓に入っていたご遺骨は、壺のまま埋葬され外観は綺麗なものや、土に直接埋められて泥だらけのものなど様々です。また、地域の慣習によっては骨壷から出して埋葬するところもございます。
当社では、汚れてしまったご遺骨は綺麗に洗ってから乾燥し、そこから粉骨化し散骨…という一連の流れを丁寧にさせていただいております。
ただ散骨業者の中には「お骨を扱いたくない」という業者もいることもあり…
散骨業者を選択する際のご参考にして頂きたいと思うのでございます。

海洋散骨が公になり始めたのはここ10年。
海洋散骨は葬祭業者と海運業者の2業種が協力しあって1つのサービスを提供しているケースが殆どで、当社のように自社船を所有し一貫している業者は何社もなかった…ありませんでした。

海運業者はお骨を取り扱いたくない(気分的)
葬祭業者は船は扱えない(技術的)
ただ、それではご家族に喜ばれる価格やサービス提供ができないのでございます。
当社はそこに気づき、船の扱いに対応した結果「墓地ナビさんは忙しい」と噂されるようになりました。

最近では「ご遺骨を扱えば儲かる」と思ったのか…
海運業者がご遺骨の取り扱いを始めました。

ここで言いたいのは、「ご遺骨を扱えば儲かる」だから扱うのか?
ということです。気分的には扱いたくなくても?

石材店に勤務していたサラリーマン時代。
某寺院で骨壷から出す埋葬方法でお手伝いをした際のこと…
骨壷を傾ける際に、手を添え丁寧に骨壷を空けたことをご家族が「丁寧にありがとう」
そう感謝してくださいました。ご遺骨を触ったからでしょう…
あたりまえの事をしただけだったのですが…

最初は遺骨を扱わないと言っていたのが手のひらを返すように
ご遺骨を扱い始める。
「ご遺骨を扱えば儲かる」と思ったから…?
「本当はお骨を扱いたくない」という気持ちのまま…?

直接ご遺骨を取り扱っただけでは、ご依頼は増えない!!
全ては信頼にあり!!

ちょっとした怒りをぶつけたいのでございます。

全て散骨できない?

一部の民間霊園や、一部の寺院は、「散骨をしたい」「お墓を還すことになるかもしれない」という方に対し、「法律で遺骨は一部しか撒いてはいけない」「お寺に喧嘩を売っているのか!」などと暴言や偽りを語っているようです。
ここ最近のご相談内容でございます。
増々、自身の首を締め付け…そして宗教すなわち仏の教えは増々力を失いオシャカになる。使い物にならなくなるという事です。施しの心を忘れないで頂きたい…
真実を確かめ、変化する時代に適応することを躊躇わないで頂きたいのでございます…

…墓じまいのお見積もりで横浜市営三ツ沢墓地、川崎市営緑ヶ丘霊園、そして港区の某寺院へとの駆けずり回り、茅ヶ崎市の葬儀社、小清水商会様へご遺骨のお引取りでご訪問。
ご紹介頂きました世田谷在住のご家族様からの相談で、実家のお父様がご入居されていたホーム(施設)で残置物のご相談を受け、当社の営業所から近いこともあったので、無償で対応させて頂きました。乗用車一台分の品々をリサイクルショップや古紙業者(古布も扱っているので資源で無償で引き取ってくれます。)へ持ち込み1時間程度で終了。
こういった施しは「功徳」となり必ず返ってくると信じております…

今シーズン、一番の…

今シーズン、一番の寒気。
その一番の寒さを、一番の暖かさにかえるご家族でございました。

昨年の4月、お母様の散骨で当社にお申し込みをされ、天候の影響で数回延期。
その間、お父様のご逝去…
台風で当社ボートの被災。更に延期など、諸々5回延期。

6回目の予定が本日となり、ようやく…ご夫婦で仲良く旅立たれました…

ご自宅にご訪問し、砕骨作業をする際もご家族全員が自ら作業に参加。

お部屋には、思い出の写真や品々が部屋いっぱいに飾ってあり、故人様が寂しくないようにと生前に聴かれていた音楽も常に流されていて、ご家族の深い深い愛情に心が熱くなりました。

本日もお写真をたくさん飾り出船…

正直に申し上げてしまうと、このような日に海に出ると…
心中は「寒い!寒い!早く陸に上がりたい!!」
となるのですが、ご家族に寄り添うことにより、心が温まる?
心に温度はないのですが…寒さが和らぐのでございます。

2020年…初出船での散骨

今年、最初の出船。
冬はバッテリーがあがりやすく、心配しておりましたが一発で始動。

本日は東京都日野市からお越しのご家族様…
今回は、娘さまからご依頼頂き、お母様の散骨をすることになりました。

事前のご訪問では、ご親族がお揃いになられて、ご自宅で砕骨を行わせて頂きました。
ご姉妹の妹様は、嫁ぎ先の実家が香川県の寺院ということもあり、あるある話など…
共感するお話ができました。

当日は、雨の予報でしたが曇りに変わり、比較的良い天候に転じました。
そして、喜びと感動に包まれながら…故人様は大海原へと旅立たれました。

散骨,墓じまい…日記を巻く…

少し日記を巻きます。

12月1日
出船予定。
船を下ろして港に係留。
12月4日で散骨事業が10周年になります…
故人様やご家族様のお力でここまで成長いたしました。
墓石事業部は千葉で墓じまい。
千葉県長生郡白子町にある寺院で2区画同時に墓じまい。
2日間の予定で初日です。

11月30日
晴天。
海は穏やかで、葉山に向かいます。
富士山も真っ白です。
先週?日曜大工をし、作成した船台の船底を受ける部分。
多少ズレはあっても許容範囲。
材料とちょっとした道具だけで済みました。

12月1日
江ノ島で1組のお手伝い。
墓石事業部は、横浜久保山墓地で墓じまい。
久保山墓地は駐車場がなく夜中からコインパーキングの確保で寝不足でございます。
船を上げ船の点検、当社のY32という船でエンジン水回りで小さなトラブルの原因を調査

12月2日
墓じまいをした後のお引越し先。
ご遺骨のお届けで千葉県の民間霊園へ…
霊園が乱立する昨今。運営は大丈夫でしょうか?

12月6日
墓石事業部へ、会議…

12月9日
墓じまいで海老名市の寺院墓地。
見積もりです。住職がガメツイとか…

12月10日
世田谷瀬田→世田谷区下馬→埼玉県戸田市→埼玉県見沼区→埼玉県所沢市
5件の墓じまいのお見積もり
11月7日に来た新車は、もう4000キロです。

平塚にて散骨のお手伝い…

本日は平塚にて散骨のお手伝い。
2組のお手伝いが無事終了。
うち1組は4年前に一度お手伝いをさせて頂きましたご家族。
再びご依頼を頂けることは、本当に励みになります…
手前味噌ではございますが、「良かったからまたお願いしよう」となる訳ですから…

散骨のお手伝いが終わり船を上げ続きまして作業です。
台風19号で船を上げるための船台が一部破損状態に…
調整が必要になりましたので大工仕事を致しました。
9トンの船を台に乗せ引き上げる。引き上げたら船の底が台の型に収まるようにします。
基となる一枚を作製して、14枚同じものを作ります。
そして片側に7枚重ねたものをボルトで締め重ねる。そんな予定です。
うまく収まるか?…と思うところでございます。

葉山で散骨。一番の寒気

今シーズン一番の寒気。
葉山より出船。
操船は寒すぎましたが、ご家族は暖房の効いた船内で暖かかく時間を過ごされておりました。

海外への出国を控えているご家族がいる関係で、強いご要望により「悪いコンデション」でも出船いたしました。
しかし、「こんな中、船を出してくださり本当にありがとう!!あの世の世界を見たようで神秘的でした!父も満足している!」とお言葉をいただきました。
確かに、10年間こんな幻想的な風景は見たことはなく、名島の鳥居が雲の上にあるかのように佇み、それが霞んで見えたのでございます。

「悪いコンデション」と申し上げましたが、それは私どもの尺度…
ご家族にとって最善であれば、「それが一番の供養になる」そう思うところでございます。
ご家族のご要望に応えられるのも、当社ならではと自負するとともに、使命感を改めて感じるお手伝いでございました。