代表取締役の小西でございます。
1組のご家族の乗船散骨と代行散骨を執り行い、本日が仕事納めとなります。
大きな事故無く、無事に新しい年を迎えられるのも、故人様やご家族様による冥なる利でございます。
見えない力によって護られていることに感謝。
心より御礼感謝申し上げます。
散骨に関するスタッフ日誌です。
代表取締役の小西でございます。
1組のご家族の乗船散骨と代行散骨を執り行い、本日が仕事納めとなります。
大きな事故無く、無事に新しい年を迎えられるのも、故人様やご家族様による冥なる利でございます。
見えない力によって護られていることに感謝。
心より御礼感謝申し上げます。
本日、埼玉県八潮市にお住まいのご家族を乗せ葉山より出船。
散骨する故人様は、ご依頼者の娘様。
末期の癌で40代の若さで、ご両親より先に旅立たれてしまいました。
癌の告知を受け、ご両親に心配をかけたくないと最後まで
病気のことは伝えずにいたそうです…
「とても性格の良い子だった」と話してくださいました。
生前から海が好きで、秋谷の海によく訪れていたことから、
今回、相模湾の秋谷沖で愛犬の遺灰と共に散骨することにしたそうです。
穏やかな洋上でお別れの間際、涙しながら「ごめんね」と言葉を繰り返すお母様。
「できることなら、変わってあげたかった」
「変わってあげられなくてごめんね」
そんな親心が伝わって参りました。
「ごめんね」が「ありがとう」という言葉に変わればいいのに…
私たちにできる事は何か?サービスや環境で変えられるのか考えていきたい。
そう思うところでございます。
私たちの描く海洋散骨…
私事ではありますが、
父の一周忌。今年の新盆も終わりました。
仏教では、仏様や故人は湯気や煙を食べると言いますが、
ならば私は、「声」がよい。子や孫が楽しそうにする声を
「あちらの世界」があるならば、天に向かって叫んでほしい。
お葬式では、配偶者や子供たちは、初めての事に右往左往しながら葬儀社や僧侶に従い、形ばかりの葬儀を進める。
孫は、突然の事に状況も飲み込めず、つまらぬ時間を耐えなくてはならない。
法事も同様、一般的に形骸化した仏式で行われ、ここでも皆、退屈な時間を過ごさなくてはならない。
弔事は、逝った者のため?それとも遺された者のため?なのか…
改めて考えさせられます。
私は、「遺された者のため」にあるべきだと思うのでございます。
人生は苦しむことの方が多いのですから…
つまらぬ時間を過ごすなら、笑っていて欲しい。楽しんでいて欲しい。
それが私たちの描く、葬送であり「海洋散骨」でございます。
本日のお手伝いは、横須賀市久里浜にお住まいのご家族様。
奥様が喪主。
生前…亡くなったご主人さまは、お墓に入らないから横須賀の海で、散骨して欲しいと仰っていたそうです。
娘様はおひとりで、音楽家。
ドイツ人のご主人様とご結婚されドイツにて現在永住。
お母様も音楽家で、ご自宅にはグランドピアノが3台もありました…
娘様はドイツ人のご主人とご結婚される前、ご両親と「お墓どうする?」と酷く悩まれたとお話を伺いました。
音楽を続け自身の幸せを求めることで、お墓の問題が浮上した訳ですが、
「ご先祖様は墓は潰すなと言わないですよ」(笑)そんな会話をしてまいりました。
散骨実施日。
横須賀市の深浦ボートパークを出発して、東京湾航路の浦賀水道を横断。
観音崎の沖合で、東京湾観音と結んだ富津寄りの海域でご主人様とお別れを致しました。
一度、台風の影響で延期となりましたが今日は穏やかな海況で無事に終了。
安心した表情でお帰りになられました。
墓じまいする事を、「先祖を蔑ろにしている」というお寺さんの意見もあるが、
お墓で悩む人生など「くだらない」…
人は、「楽な事」や「楽しいこと」を求めるもの。
ご先祖が極楽浄土から見ているのなら、
「楽に生きなさい…」そうきっと言ってくださると、信じているところでございます。
ちなみになる話…
娘様から聞いたお話ですが、ドイツではカトリック教会、福音主義、復古カトリック教会信徒、ユダヤ教徒であると登録したドイツ市民は、所得税の8%から9%にあたる教会税を課されているそうです。(ウィキペディアにも書かれています)
お金がかかるので辞めるご友人が多いとのことでした。
日本はお寺離れが広がっていますが世界でも広がっているようです…
形骸化した信仰を捨てただけ。大事なものはきちんと残っているのです。
昨日、様々な事を兼ねて横浜に自社船にて横浜ベイブリッジ沖を目指しました。
三浦の三崎を越え、剣崎そして観音崎を過ぎ相模湾からは二時間余り。
お天気は晴れ間もある予報でしたが、報われず…ポイントにつきました。
すでに、東京湾の横浜付近の水質は悪く、個人的には胸が痛む心境でございました。
しかし、これは遺族の希望。これも海洋散骨なのでございます。
以前、業者からは何も聞いておらず、「土壇場で水質が悪い事を知って、仕方なく父の散骨をした…
今回、母の散骨は綺麗な海で、相模湾を中心にやっている縁さんにお願いしようと決めました。」
という依頼者様がおりました。
供養は葬る瞬間、生きている方の目にどう映るか…
良い記憶として残るかが大切だと思うのでございます。
帰りは、千葉の房総半島に沿って帰り富浦港近辺を視察。ここも東京湾…
当社の拠点、茅ヶ崎からは50キロもあるので散骨のご依頼で行くことはありませんが、
とても綺麗なところでございました。
湘南にて海洋散骨をご検討なら、お天気が悪い日は気軽に順延できる当社へお任せくださいませ。
当社は自社所有のボートです。
ボートを所有しているマリーナやオーナーにキャンセルをお願いする立場ではございません。
できれば無理せずにお天気の良い日に故人様を見送っていただきたいと、ご家族の気持ちに寄り添って参りました。
今日は、全便中止で船内のお掃除を行いました。
神奈川の湘南エリアで海洋散骨ができる散骨業者は多くございますが、当社は常にご家族様に喜んで頂く努力をしております。
その気概は、手前味噌でございますが、神奈川の湘南エリアで1番であると自負しております。
散骨を実施する日に、故人様の遺影や思い出の写真を額に入れた状態で最低1枚…
ときには、3〜4枚と持参されるご家族様がおります。
そこで写真立てを利用するのですが、ただの写真立てには滑り止め機能がございません。
滑り止めがないとどうなるのか…
ご家族が乗船し散骨ポイントまで、船内テーブルに置かれたご遺骨の側に飾られます。
そして沖合では、船が波に叩かれ少しずつ写真がズレます。
写真立ては、テーブルの落下防止の縁で止まり、写真だけが縁を越え床に落ちてしまう。
それを防ぐためだけですが、海洋散骨のお手伝いをする上で、写真が落ちない様にすることはとても重要。
海の海況が悪かったとしても、できるだけ、その日がご家族様にとって良い「思い出」となるためには、
ご遺影や思い出の写真を落としたり倒す事は、あってはならないと考えます。
そこで「一手間、二手間」を惜しみません。
「気づき」「考え」「行動し」「試し」「改善する」常にその繰り返してでございます。
10月のご予約は既に、30組を超えようとしております。
心から、故人様やご家族様に御礼感謝申し上げます。
海洋散骨業者として選ばれた以上、ご家族様へは100%を超える恩返しを必ずして参ります。
最近、マリンレジャーと故人様のお弔いを融合させたサービスを考えております。
「故人様のために親族やご友人が集まる。そして船の上で故人様が還った海を眺めながら語らったりする。お子様が海ではしゃぎ、その喜ぶ声が故人様に届く。
そんなことができたら、とてもステキだと思いますか?」
海洋散骨のお手伝いをさせて頂きましたご家族様に、そう申し上げ反応を見ているところでございます。
先日、東京都北区にお住まいの依頼者様で、葉山港よりお手伝いをさせて頂きました。
ご親戚は逗子市の小坪からご参加。
ご依頼者のご主人…お婿さんです。
そのお婿さんの話によると、故人様は海が大好きでいつも真っ黒に日焼けをしていた。本当によくしてくれた義母だった…そう話してくださいました。
船上で、皆様が笑顔や涙するシーンもあり、とっても素敵なお別れでした。
お別れが終わり「想像した以上に素晴らしかった」そんなお言葉を頂きました。
帰港し下船。
マリンレジャーと故人様のお弔いを融合させたサービスの事を話すと、「一周忌はそれで行いたい。故人が絶対に喜ぶ!!それがいいよね?予約をしたい!」そう仰って頂きました。
とっても嬉しいお言葉…
有難い…励みになる…
このご家族のためにもっと頑張ろう。
そう思うところでございます。
今、船に固定できる献花台を製作しております。遺影が飾れ、お酒なども供えられます。
船が揺れるので、遺影やお酒などが落下しないよう細工も施します。
段ボールでサイズ感や角度などをチェック。
完成後、お披露目致しますのでしばらくお待ちくださいませ。
このたび熱海市にて被災された皆さまに、心からお見舞い申し上げます。
一昨年、当社も台風による災害に見舞われましたが、人命に関わるレベルではありませんでした。
連絡の取れない方々の安否確認と、一日も早い復旧および復興を心よりお祈り申し上げます。災害ボランティアは現在、静岡県東部の方のみが対象のようですが、県外からが可能になれば、駆けつけたいと思うところでございます。
九州地方で梅雨が明け、昨日から急激に多くの海洋散骨に関するお問い合わせ、そしてお申し込みをいただいております。
過去にお手伝いをさせて頂きました、ご家族様の口コミによるお申し込みが増えて参りました。この時勢でお仕事を頂けることを心ろより、有難く御礼感謝申し上げたいと思っております。
コロナ禍によって多くの方が大変な思いをしています….
有ることが難しい…「有難い」本当にそう思います。
本日は、1組のお手伝いと、委託にてお預かりしていた故人様の散骨が滞りなく完了しました。昨日までの雨で濁りがあり、8マイル(13キロ)綺麗な海域まで沖に向かって船を走らせました。海上で滞在時間はいつもの1.5倍程になってしまいましたが、ご家族様には大変喜んで頂けました。
相模湾も雨が降れば川から濁水が流れて参りますので、その付近の海域は濁ります。
沖に出れば徐々に透明度は上がって参りますので、ご家族様の同意のもとで、ご気分とお時間の許す限り船を走らせます。
燃料の事など気にしない。
ご家族様の「想い」を最優先するのが当社のモットーでございます。
神奈川、湘南エリアの海洋散骨なら…確かな実績の「散骨 想」へ是非お任せください。
先日、お申し込みを頂いた2組のお客様のもとに、故人様のご遺骨を引き取りにお伺い致しました。
1件目は八王子市のお客様。
2件目は立川市のお客様。
どちらも多摩エリアで海になかんずく東京の海には馴染みがないエリア…
当社は、横浜エリアに面した東京湾の海域と、湘南エリアに面した相模湾の海域でサービスを行っておりますので、必ず4月の春先から秋の終わり11月頃までにお申込みをされたご家族様へ、東京湾特有の赤潮の発生について必ずご説明を致します。
結果、2組のお客様は相模湾に変更となりました。
故人様を見送る最後の瞬間…
残されたご遺族の目にどう写るかはとても大事な事…
天気や海況の事は、直前までわからないから仕方がない。
しかし濁っている事は予め伝えておく事はできる。
「こんな濁っているなんて…」少しでもご遺族様に雑念が残るようでは
故人様が浮かばれない…そう思いうところでございます。