今年最後の出船。海洋散骨のお手伝い

代表取締役の小西でございます。

12月23日…最後の出船となりました。

海で行う海洋散骨。
船の運行は、自然相手でございますが2023年度も、何事もなく無事に終えることができました。

これも、全ての故人様が与えてくださる冥利のお陰でございます。
そして、多くのご家族様から海洋散骨のご依頼を頂きました事を厚く御礼感謝申し上げます。

海洋散骨のお手伝いを2010年からはじめ13年、来年で14年目となります。
慣れ怠る事なく、来年も安全な船の運行をして参ります。

湘南で海洋散骨をご検討なら

代表の小西でございます。

毎日、多くの海洋散骨や墓所撤去…いわゆる「墓じまい」のご相談を頂いております。
ご依頼を頂くご家族様へは、深く御礼申し上げます。

本日、江ノ島と葉山にて、2艇で4組のご対応をして参りました。
海況はベストなコンディションで、風もなく皆様には大変に喜んでいただけました。

「船で浮かびながら、ずっとこうしていたい」ご家族様からそんな言葉も…

御書や聖書の言葉のように、心に明るい灯をともす。そんなパワーが海には存在します。

無事にお手伝いも終わり、葉山からホームマリーナへ…
並走しながら2隻の2ショット写真。

当社のスタッフも増え、皆やり甲斐を持ってご家族様へ感動を与えたいと
日々、励んでくれております。

常々、人に恵まれていることを実感するばかりでございます。「感謝」

ここ最近はご家族様と少し距離感があり寂しい思いもございますが、
常に謙虚で驕らず、いつもご家族に寄り添う気持ちで、「カタチに拘らない新しい供養」を提供してまいります。

湘南で海洋散骨をご検討なら、是非、当社をご利用くださいませ。

2022年の散骨 仕事納め

代表取締役の小西でございます。

1組のご家族の乗船散骨と代行散骨を執り行い、本日が仕事納めとなります。

大きな事故無く、無事に新しい年を迎えられるのも、故人様やご家族様による冥なる利でございます。

見えない力によって護られていることに感謝。

心より御礼感謝申し上げます。

ごめんね…

本日、埼玉県八潮市にお住まいのご家族を乗せ葉山より出船。

散骨する故人様は、ご依頼者の娘様。
末期の癌で40代の若さで、ご両親より先に旅立たれてしまいました。

癌の告知を受け、ご両親に心配をかけたくないと最後まで
病気のことは伝えずにいたそうです…

「とても性格の良い子だった」と話してくださいました。

生前から海が好きで、秋谷の海によく訪れていたことから、
今回、相模湾の秋谷沖で愛犬の遺灰と共に散骨することにしたそうです。

穏やかな洋上でお別れの間際、涙しながら「ごめんね」と言葉を繰り返すお母様。

「できることなら、変わってあげたかった」
「変わってあげられなくてごめんね」
そんな親心が伝わって参りました。

「ごめんね」が「ありがとう」という言葉に変わればいいのに…
私たちにできる事は何か?サービスや環境で変えられるのか考えていきたい。

そう思うところでございます。

海洋散骨後、法事の代わりに…

私たちの描く海洋散骨…

私事ではありますが、
父の一周忌。今年の新盆も終わりました。

仏教では、仏様や故人は湯気や煙を食べると言いますが、
ならば私は、「声」がよい。子や孫が楽しそうにする声を
「あちらの世界」があるならば、天に向かって叫んでほしい。

お葬式では、配偶者や子供たちは、初めての事に右往左往しながら葬儀社や僧侶に従い、形ばかりの葬儀を進める。

孫は、突然の事に状況も飲み込めず、つまらぬ時間を耐えなくてはならない。

法事も同様、一般的に形骸化した仏式で行われ、ここでも皆、退屈な時間を過ごさなくてはならない。

弔事は、逝った者のため?それとも遺された者のため?なのか…
改めて考えさせられます。

私は、「遺された者のため」にあるべきだと思うのでございます。
人生は苦しむことの方が多いのですから…

つまらぬ時間を過ごすなら、笑っていて欲しい。楽しんでいて欲しい。
それが私たちの描く、葬送であり「海洋散骨」でございます。

横須賀、観音崎沖で散骨

本日のお手伝いは、横須賀市久里浜にお住まいのご家族様。

奥様が喪主。

生前…亡くなったご主人さまは、お墓に入らないから横須賀の海で、散骨して欲しいと仰っていたそうです。

娘様はおひとりで、音楽家。

ドイツ人のご主人様とご結婚されドイツにて現在永住。

お母様も音楽家で、ご自宅にはグランドピアノが3台もありました…

娘様はドイツ人のご主人とご結婚される前、ご両親と「お墓どうする?」と酷く悩まれたとお話を伺いました。

音楽を続け自身の幸せを求めることで、お墓の問題が浮上した訳ですが、

「ご先祖様は墓は潰すなと言わないですよ」(笑)そんな会話をしてまいりました。

散骨実施日。

横須賀市の深浦ボートパークを出発して、東京湾航路の浦賀水道を横断。

観音崎の沖合で、東京湾観音と結んだ富津寄りの海域でご主人様とお別れを致しました。

一度、台風の影響で延期となりましたが今日は穏やかな海況で無事に終了。

安心した表情でお帰りになられました。

墓じまいする事を、「先祖を蔑ろにしている」というお寺さんの意見もあるが、

お墓で悩む人生など「くだらない」…

人は、「楽な事」や「楽しいこと」を求めるもの。

ご先祖が極楽浄土から見ているのなら、

「楽に生きなさい…」そうきっと言ってくださると、信じているところでございます。

ちなみになる話…

娘様から聞いたお話ですが、ドイツではカトリック教会、福音主義、復古カトリック教会信徒、ユダヤ教徒であると登録したドイツ市民は、所得税の8%から9%にあたる教会税を課されているそうです。(ウィキペディアにも書かれています)

お金がかかるので辞めるご友人が多いとのことでした。

日本はお寺離れが広がっていますが世界でも広がっているようです…

形骸化した信仰を捨てただけ。大事なものはきちんと残っているのです。

自社船にて東京湾、横浜委託散骨

昨日、様々な事を兼ねて横浜に自社船にて横浜ベイブリッジ沖を目指しました。
三浦の三崎を越え、剣崎そして観音崎を過ぎ相模湾からは二時間余り。

お天気は晴れ間もある予報でしたが、報われず…ポイントにつきました。

すでに、東京湾の横浜付近の水質は悪く、個人的には胸が痛む心境でございました。

しかし、これは遺族の希望。これも海洋散骨なのでございます。

以前、業者からは何も聞いておらず、「土壇場で水質が悪い事を知って、仕方なく父の散骨をした…
今回、母の散骨は綺麗な海で、相模湾を中心にやっている縁さんにお願いしようと決めました。」
という依頼者様がおりました。

供養は葬る瞬間、生きている方の目にどう映るか…
良い記憶として残るかが大切だと思うのでございます。

帰りは、千葉の房総半島に沿って帰り富浦港近辺を視察。ここも東京湾…
当社の拠点、茅ヶ崎からは50キロもあるので散骨のご依頼で行くことはありませんが、
とても綺麗なところでございました。

湘南海洋散骨をご検討なら延期可の想へ

湘南にて海洋散骨をご検討なら、お天気が悪い日は気軽に順延できる当社へお任せくださいませ。

当社は自社所有のボートです。
ボートを所有しているマリーナやオーナーにキャンセルをお願いする立場ではございません。

できれば無理せずにお天気の良い日に故人様を見送っていただきたいと、ご家族の気持ちに寄り添って参りました。

今日は、全便中止で船内のお掃除を行いました。

神奈川の湘南で散骨できる…

神奈川の湘南エリアで海洋散骨ができる散骨業者は多くございますが、当社は常にご家族様に喜んで頂く努力をしております。
その気概は、手前味噌でございますが、神奈川の湘南エリアで1番であると自負しております。

散骨を実施する日に、故人様の遺影や思い出の写真を額に入れた状態で最低1枚…
ときには、3〜4枚と持参されるご家族様がおります。

そこで写真立てを利用するのですが、ただの写真立てには滑り止め機能がございません。
滑り止めがないとどうなるのか…

ご家族が乗船し散骨ポイントまで、船内テーブルに置かれたご遺骨の側に飾られます。
そして沖合では、船が波に叩かれ少しずつ写真がズレます。

写真立ては、テーブルの落下防止の縁で止まり、写真だけが縁を越え床に落ちてしまう。
それを防ぐためだけですが、海洋散骨のお手伝いをする上で、写真が落ちない様にすることはとても重要。

海の海況が悪かったとしても、できるだけ、その日がご家族様にとって良い「思い出」となるためには、
ご遺影や思い出の写真を落としたり倒す事は、あってはならないと考えます。

そこで「一手間、二手間」を惜しみません。
「気づき」「考え」「行動し」「試し」「改善する」常にその繰り返してでございます。

10月のご予約は既に、30組を超えようとしております。
心から、故人様やご家族様に御礼感謝申し上げます。
海洋散骨業者として選ばれた以上、ご家族様へは100%を超える恩返しを必ずして参ります。

散骨して深まるご家族の絆…

最近、マリンレジャーと故人様のお弔いを融合させたサービスを考えております。

「故人様のために親族やご友人が集まる。そして船の上で故人様が還った海を眺めながら語らったりする。お子様が海ではしゃぎ、その喜ぶ声が故人様に届く。
そんなことができたら、とてもステキだと思いますか?」

海洋散骨のお手伝いをさせて頂きましたご家族様に、そう申し上げ反応を見ているところでございます。

先日、東京都北区にお住まいの依頼者様で、葉山港よりお手伝いをさせて頂きました。
ご親戚は逗子市の小坪からご参加。

ご依頼者のご主人…お婿さんです。
そのお婿さんの話によると、故人様は海が大好きでいつも真っ黒に日焼けをしていた。本当によくしてくれた義母だった…そう話してくださいました。

船上で、皆様が笑顔や涙するシーンもあり、とっても素敵なお別れでした。
お別れが終わり「想像した以上に素晴らしかった」そんなお言葉を頂きました。

帰港し下船。
マリンレジャーと故人様のお弔いを融合させたサービスの事を話すと、「一周忌はそれで行いたい。故人が絶対に喜ぶ!!それがいいよね?予約をしたい!」そう仰って頂きました。

とっても嬉しいお言葉…
有難い…励みになる…
このご家族のためにもっと頑張ろう。
そう思うところでございます。

今、船に固定できる献花台を製作しております。遺影が飾れ、お酒なども供えられます。
船が揺れるので、遺影やお酒などが落下しないよう細工も施します。

段ボールでサイズ感や角度などをチェック。
完成後、お披露目致しますのでしばらくお待ちくださいませ。