春の気配…

久しぶりの出船です。晴れ間の覗くときもあったのですが、春の気配は…微塵も感じられませんでした。
とにかく寒い土日連日の出船でした。そして、江ノ島で最後のご家族を見送り、マリーナへ戻ろうと思った時、婦人に声を掛けられました。「散骨の…」え?..はい。「去年お世話になった大和市のTです」篠原が担当させて頂いたっ?「はい。」と…。
今日が命日だったようで「お墓参り」ではありませんが、故人様に会いに来たそうです。これもお墓参りと言ってよいのか?日本で「墓」と言えば古墳や石で建てられたお馴染みの石碑になります。「墓」と調べると「死者を葬る場所」となっているのですが、海へ散骨しお墓参りと言うと違和感があります。時代も進み、新しい言葉ができるのかもしれません…
さておき、そのお客様の姿を見てお墓がなくてもこうやって来ればよいのだと改めて感じました。本当に大切なものは目に見えない。何百万もするお墓を建てる事が大切なのではないのだと…
「生きていればきっと喜ぶ」そう思える事をして差し上げる事ではないでしょうか?様々な供養が受け入れられる時代が来る事を私は望みます。

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株式会社墓地ナビさんの投稿 2016年3月13日

150万円?!鵜呑みにしないで

本日、一本の電話がありました。「10人位の参加で、おたくにお願いした場合、ホームメージにある項目以外の費用が…例えば桟橋使用料など別途掛かるのですか?おたくは何故そんなに安いのですか?」と…
同業者か分かりませんが、海洋散骨をする場合、150万円は掛かると言われたそうで、そのことに驚きました。
乗船する人数と使用する船にもよりますが、一般的に海洋散骨で使用する船は30f〜50f(フィート)で9m〜15mの船だと思います。(当社の船は28fなのですが…)例えば、乗船前にホールにて聖職者立会いで法要や散骨祭。次に散骨の実施。その後、会食を入れたとしても150万の費用が掛かるとは思えません。業種は違いますが、釣り目的で一般の方が使用する仕立て船(貸切船)は6万円〜程で7時間程度貸し切る事が可能です。(時にはそれ以下の費用でも…)当社の船は使用目的が異なり、散骨のお手伝いの時のみに出船することから、釣りを目的とした船宿さんとは国の制度もあり、比較対象とはなりません。しかし、需要バランスで考えても12〜18万円が妥当だと思うのです。
殆どの方が何度も経験するものでなく、むしろ初めてという方が多い海洋の葬送。その弱みに付け込む業者には十分注意して頂きたいと思います。

そもそも、他の多くの業者が、保険代や桟橋使用料という項目を出していますが、旅客用の船舶は、旅客賠償保険に加入しないと運行できないものですし、桟橋使用料も桟橋に着けなければ乗ることもできません。この当たり前のような項目がある業者さんは、ほぼ斡旋業者で「海洋散骨は大事だ」と見せたいのだと思います。(勝手な解釈ですが…)
また、「釣り船は魚臭く散骨には向いていない」という業者もいかがなものかと…実際に船に乗っても気になる程の魚臭はしません。そして漁師の経験やネットワーク程、安心なものはないと思うのです。

冬は必ず春となる

本日は、海洋散骨。
東京都日野市にお住いのご家族様のお手伝いと、横浜市青葉区にお住いのご依頼者さまからお預かりした委託散骨です。「晴れた日に見送ってあげたい」と言うご家族のご要望に応え一度順延となり、第二希望日は2/6。そして前日の天気予報は「晴れのち曇り」の予定でしたので、出船となったのですが実際は曇りでした…天気は残念な結果ではありましたが、海は静かで穏やかでした。終始、故人様が好きだったハードロックな洋楽を演奏しながら、明るくお見送りをされました。日差しが恋しい今日この頃…早く春が来ないかと願うばかりです。今日、お手伝いさせて頂いたご家族にも必ず春が来るのです。

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2016年2月7日

悲しみを乗り越えたからこそ

本日、6:30に出船し平塚港で時間調整。朝陽を浴び再び出航。
1組のご家族と、ご家族様に託された二人の故人様の委託散骨が無事に終了。
ご乗船されたのは八王子市のお住まいの奥様と独立されたお子様の3人。
とても明るい様子でご主人様のご遺骨を手から離す瞬間、「バカちん!」「見守ってろよっ!」と…
微笑ましいご家族でしたが、悲しみに打ちひしがれることもあったはずです。
「ノーレイン ノーレインボー」雨がなければ虹は出ない。冬は必ず春となる。
そんな言葉がぴったりな明るくあったかいご家族でした。

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年12月16日

現場が大事

本日は2組のご家族のお手伝いと、託された一故人様の散骨が無事終了。
船を出した直後は、富士山も綺麗で薄雲でしたが早い時間帯で厚い雲に覆われるお天気で、少し寒い陽気となりました。
沖で副操縦士、進藤の父と遭遇。こうやってご家族のお手伝いをしているとき、誰かが同じ海にいると思うだけで安心です。
そして港へ帰り、顔なじみのボート仲間や港の管理人さんに声をかけ世間話しをする。海洋散骨は賛否ありますが、このように少しづつ現場にいる人と会話をし理解を深めることが一番大事だと思うのです。「問題は現場で起こる」その通りです。

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年12月6日

有難い毎日

うねりのある日の河口は、沖から見るとこんな風に見えます。
河口に入るとき、慣れない方は恐怖を感じるみたいです…タイミング良くinし、無事に船を上架。急いで船を洗い、墓じまいをして海洋散骨がしたいというお客様の待つ大船へ。現場は神奈川県の大船駅近くのお寺です。インド材のインペリアルレッドで建てた洋型墓石。
外柵はオール御影石でした。トラックの駐車スペースもなく公道からクレーンで搬出するしか方法がなく、非常に条件の良くない場所。寺院は最初はどの業者でも良いという話だったそうですが、できれば指定の業者でやってほしいと話を変えてきているそうです…それはそうです。他のお墓に傷をつけられると困るという理由もありますが、指定業者で行えば大体はお寺にお金が入るのですから…

「散骨はお宅に必ずお願いします」とおっしゃって下さいました依頼者様。私は「気にしませんから。相見積もりしていて、他はこのくらいの金額でやってくれる」という材料にしてもらっても構いませんよ。そう言い残して現場を後に。ご兄弟で4名が立ち会われたのですが、お墓を終めるのに和やかでした。

そこまでは昨日のお話で、本日は千葉県松戸市の墓じまい。工事の前に出骨です。浄土真宗(お西)の住職が来られ魂抜のご供養。
とても良い声でした。ちなみに松戸市の天真寺さん。ご遺骨は関西で改めて埋葬されます。今月23日、工事を行います。
何かしらのご相談を頂く毎日。本当に感謝でございます。

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年10月19日

富士山、雪化粧

2日間で3組のご家族のお手伝いが何とか終了。
日曜日はあいにくのお天気。船を降ろす時間が早いので夜中に港入り。
前日のお電話で依頼者様に「海はきっと良くなさそうですが1日ずらすこともできます」と尋ねたところ、船を出して欲しいというご要望だったので予定通り進めました。
当日は少し荒れていて波も高い状況、風も強く最大で16mはあったようです…
最後に「こんな陽気で無理言って申し訳ありません…」そうお言葉を頂きその場を後にされました。

そして本日は快晴。
富士山も今年初めての雪化粧。
無事に2組の散骨のお手伝いも完了しました。
明日は東京湾でのお手伝いです。

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年10月12日

あったかいんだから〜

まず、当社を愛して育んでくださるH家、A家、Y家のご家族の皆様。深く御礼申し上げます。
そしてお写真のご提供にも感謝しております。
本日、お天気にも恵まれ4組のご家族のお手伝いが無事終了。
うち2組は回忌クルージングでお花を手向けに大海原へ。
ご逝去された理由にもよりますが、墓前でこの微笑ましい光景を見ることができるでしょうか?
亡き故人様が一番望むことは、残されたご家族がいつまでも笑顔で幸せに暮らすことではないでしょうか?
これまでに、様々な苦難がありましたがこの笑顔を見ると消えて無くなります。
やってて良かった!これが本当に「あったかい葬送!」です。そう思うところでございます。

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年10月5日

骨壷の行くへ

株式会社墓地ナビの「想」をご利用頂きましたご家族様へ、心より感謝申し上げます。
また、故人様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

27日は2組。
江ノ島沖と茅ヶ崎沖(烏帽子岩沖)でご家族により散骨されました。
確認不足で時間を間違えてお伝えしてしまう始末。依頼者様にご心配をお掛けしてしまいましたが
無事お手伝いも終えることができました。

話は変わりますが、「骨壷は処分してくださるのでしょうか?」
という質問が多いのでその後どう処分されているのか?
知ることも重要だと思い写真付きでご説明いたします。
骨壷は、遺骨を粉骨した後は不要となります。再利用はありません。不要になった骨壷は破砕し中間処理施設へ持ち込みこまれ、
機械によって、更に砕かれ骨壷も粉状になります。
そして、コンクリート製品などに混ざり製品として再生されます。

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年9月28日

散骨はグレーゾーン?

9月の24日と25日で4組のお手伝いが無事完了しました。
お孫さんの多いご家族様もいらしたので、笑顔になる魔法を掛けさせて頂きました。
きっと故人様も笑顔で見ていらしたと思います…

そして本日、川崎市営緑ヶ丘霊園と都営多磨霊園の墓じまいのお見積もりで、現地確認をしに各霊園へ。
多磨霊園は過去に何度も墓じまいを行った事があるのですが、緑ヶ丘霊園で墓じまいの実績がないため、霊園管理事務所に手続きの確認をしに行きました。窓口の方は、散骨は「グレーゾーン」なので改葬先未定ということで手続きし、遺骨を取り出してもらうことしかできないという回答。
散骨については、社会的取り決めがなくとくに土地への散骨については、度々問題が起きています。
しかし、「グレーゾーン」という言葉の表現は、適切ではないと…言葉を変えれば良くも悪くもないという事です。私が一番大事に思うことは、残された遺族が「これで良かった」と納得することだと考えています。そこで、グレーゾーンと言われたら、多少なりとも引け目を感じてしまわないでしょうか?
山を切り崩し、木を切り倒し開発される墓地は「白」で、どうして散骨が「グレー」なのでしょうか…
世界では、様々な葬送があり仏教発祥の地と言われるインドでは、遺灰をガンジス川に流しています。
地球上の生命として、人として、散骨とは自然なことだと思うのですが…
葬送に対し、この日本がもっと自由な考えをもつ事を強く願います。

http://sankotsu-sou.com/archives/2073

Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年9月25日