春の気配…

久しぶりの出船です。晴れ間の覗くときもあったのですが、春の気配は…微塵も感じられませんでした。
とにかく寒い土日連日の出船でした。そして、江ノ島で最後のご家族を見送り、マリーナへ戻ろうと思った時、婦人に声を掛けられました。「散骨の…」え?..はい。「去年お世話になった大和市のTです」篠原が担当させて頂いたっ?「はい。」と…。
今日が命日だったようで「お墓参り」ではありませんが、故人様に会いに来たそうです。これもお墓参りと言ってよいのか?日本で「墓」と言えば古墳や石で建てられたお馴染みの石碑になります。「墓」と調べると「死者を葬る場所」となっているのですが、海へ散骨しお墓参りと言うと違和感があります。時代も進み、新しい言葉ができるのかもしれません…
さておき、そのお客様の姿を見てお墓がなくてもこうやって来ればよいのだと改めて感じました。本当に大切なものは目に見えない。何百万もするお墓を建てる事が大切なのではないのだと…
「生きていればきっと喜ぶ」そう思える事をして差し上げる事ではないでしょうか?様々な供養が受け入れられる時代が来る事を私は望みます。

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株式会社墓地ナビさんの投稿 2016年3月13日