墓じまい離檀交渉、承服できぬ…

現在、大田区大森中の寺院の墓じまいで、離檀代行のお手伝いをしています。

既に亡くなられている、お父様は海洋散骨を希望されており、
ご家族様の意思も墓には入らないと満場一致。
埋葬されているご遺骨と一緒に海洋散骨を希望されています。
親戚もいないから墓参りには誰も来ないとのこと。

そこで寺院に、事の次第を伝えたところ、
まず、「改葬許可を取れ!」
墓地埋葬法上、許可が不要な事を伝えても
許可を取れの一点張り。

お骨を出すのに供養料が1体につき12万円
お墓の撤去費と別に、4体分供養料48万円を払えという。

お布施に対して、国税庁ホームページに記載がある。

Q,寺の住職がもらう「お布施」も課税の対象となるのでしょうか。
A,お布施、戒名料、玉串料等の葬儀、法要等に伴う収入は、宗教活動に伴う実質的な喜捨金と認識されているものですから、課税の対象とはなりません。

ここに「喜捨金」とある。
喜び捨てるカネ…

昨今、墓じまいに伴い「冥加金」または「供養料」や「離檀料」を請求する寺院があるが、依頼者は皆「できれば支払いたくない」と言います。

しかし、長年世話になった寺院に対して何もないのは申し訳ないとも思う。

相場は寺院によってまちまちで、一律で10万円で済む寺院もあれば、埋葬されている1体につき10万円〜30万円…それ以上に法外な請求をしてくる寺院もある。

支払いたくないお金を払い、「宗教活動に伴う実質的な喜捨金と認識されている」点が納得できない。それは、明らかに相手から「むしり取った」金銭である。

これが課税されないとは、到底納得できない。
そう思うところでございます。

2021/09

墓じまいと散骨代行

満足

墓じまいについて、以前にお寺へは今後お墓の継承が出来ない事をお話しておりました。実際に離檀の交渉となった時に、どう話を進めていけば良いかと苦慮していました。
今回、株式会社縁の小西様にはお寺への離檀交渉から墓じまい、散骨まで全てを依頼者側に配慮した誠実な対応と内容で進めて頂き感謝しております。綺麗なお花と共に海への散骨を有難うございました。

クセが強い!墓じまい八王子編

先週、去年の夏頃に依頼をお引き受けした八王子の某寺院の墓じまいが完了。

去年の9月頃、墓じまいをしたいので会ってお話しがしたいと何度かメールで連絡があり、うかがった八王子の住所へ訪問…

聴覚障害のある依頼者様。
ある程度は問題なく会話はでき、そこで娘さんの意見が書かれた用紙を渡されました。
そこには「人を蔑む住職に1円たりとも払いたくない。墓地ナビという会社に離檀と墓じまいの相談をして…」そう書かれており、離檀と墓所撤去を正式にお引き受けすることとなりました。

まず寺院へ電話連絡。

コロナの影響もあるので、3回忌の法要は執り行わず、墓じまいをするという依頼者様の意向を伝えると、「コロナで仕事がないだから!!法事をやってくれないと困る!!お寺の立場も考えろ!!」と叱責。

事前に、住職の人柄を聞き込み調査しており、一癖ある住職である情報は得ていたので
すぐ弁護士へバトンタッチ。
結果的に墓所撤去作業までスムーズに進めることができました。

墓所撤去当日…何箇所か墓石に張り紙がされているのを発見…「住職クセが強い」
これだから御檀家さんが離れていくのだと…
そう思ってしまうのでございます。

荒川区 ○○寺で墓じまい

荒川区の○○寺…
お墓に埋葬された遺骨を出すのに、一柱あたり30万円を請求する寺院から
お墓を撤去するご依頼。遺骨が4柱埋葬してあったので120万円…
墓石撤去費用はもちろん別です。
この時勢で躊躇なくすぐ出せる費用ではない。

依頼者承諾の上、遺骨をお墓から取り出したのですが、
遺骨が盗まれたとお寺が110番。警察から当社へ出頭されたしと連絡があり、
荒川警察の刑事課で、委任状などを提出。刑事さんに事情を説明。
「寺院の管理権は犯している。ただ正当性があり事件性もない」という警察の見解。

その後、寺院へ連絡の上、住職に撤去工事の承諾を得たものの当日拒否…
事前連絡で、朝9時に伺うと伝え、当日到着したのは9時15分頃…
15分遅れたのが気に入らなかった?…
ではなく最初からそのつもりだったのだと思われます。
一旦撤収。世田谷の寺院の墓所撤去へ…

拒否されたあと、午後に行った世田谷の寺院にて
「住職にこんな事があった」と話すと、うちは1柱出すにの30万もの大金を頂いたことないからよく分からない…とのこと。
世田谷の寺院は、基本的に協定している石材店は1社あるが使うかどうかは、強制ではないとのこと…本来そうあるべきなのです。

荒川区の○○寺で撤去工事当日、坊守(住職の妻)から受け取らなかった書面が後日、6月30日撤去工事当日の日付でファックスされてきました。
とても当日中には準備できない内容が記されており、最初から拒否するつもであったことを確信いたしました。

一般人とは違い、模範的な立場でなくてはならない住職が、平気で人を欺く…
そんな寺院でございました。

撤去工事の日に、坊守(住職の妻)から
「人から求められたら何しても良いのか?」
その回答をここでしたい…

「良いことなら何をしても良い…」
良心がそう叫んでいるところでございます。

荒川区 観音寺で墓じまい

株式会社墓地ナビさんの投稿 2020年6月29日月曜日

連日、墓じまい

連日、お見積もりと共同墓地の撤去作業。
管理者が一般の方だったり、または不在だったりで
寺院と違って気を使うこともなく、そして公営霊園のようにとくに面倒な工事手続きも必要なく、
一番作業のし易いケース。

最近は、10年程度しか使用してない墓所も依頼の対象となってきました。
新しいため、お墓の土台となる基礎にしっかりと鉄筋が組まれており、ハツリ作業に時間を要します。

…当社の墓じまいは寺院関連のご相談が相変わらず多く、
先日も新宿区の某寺院で、1柱(父親)の遺骨しか埋葬されてないお墓から
ご遺骨を出して、お寺を離檀するのに200万。
そのお寺で永代供養はしないので、墓地を還すだけ…
200万もかかるものか?妥当か?と、ご相談がありました。
ちなみに…新宿区の喜久井町の寺院。
お寺の言い分は聞いておりませんが、一般的な感覚であれば要求は不当でないでしょうか。

ご相談者様のお話を聞き、こちらの役割や受注後の流れをお話しした上で、
当社の実績を評価して頂きました。
現調後、受注となる予定です。

文京区の寺院墓地にて墓じまい

半年以上、寺院と折り合いがつかず…
少々強引ではありますが撤去を強行的に行いました。
作業開始後すぐ、住職が出てこられ作業を中止するようにと制止される場面もありました。

作業を一旦中止。
作業は構わない。念書を書いて欲しいということになり
念書を書くことに…
その際のお話は…都内で1000年続く寺院は「浅草寺」とこの寺しかないことや、天皇陛下の生前退位と政治について…

お寺をやめることを直接、家族が伝えに来ないことに対し…
仏教とキリスト教の違いを挙げ説明してくださり、日本人はこんな民族ではなかったと
嘆き、もう手遅れだと…
法律はキリスト教から生まれたもの。
法律的な行為を踏んで、お墓を撤去すると言われても
話が噛み合う訳がない…何を伝えても話は伝わらないと…

話は分かります。
お寺とのお付き合いを断つ最後機会に、第三者に頼んで終わらせるという行為も、確かに違和感を覚えますが、お寺も嘆いてばかりではダメなのです。
人の心は、日々曇るもの。
日本人には仏の教えが必要というならば、人に語る必要がある。
本堂で経典を読み、廻向おくるだけではもう間に合いません。

志と行動なくして、人の心には動かせない。
そう思うところでございます。

今回は寺院にとって迷惑な話なのですが、ご依頼を頂いたご家族様には、
「墓石の撤去ができ、ほっとしました。」とのお言葉を頂きました。

3時間程度で無事撤去が完了致しました。
終わってすぐ、改葬許可申請の代行で埼玉県上尾市役所へ。
手続きも無事完了。

埼玉にて墓じまいのお見積り

埼玉県の「ときがわ町」と「岩槻区」にてお見積りです。
ときがわ町の墓所は、最終的に入るつもりで買ったお墓だったが別の所に入る事になったので撤去をしたいというご相談。話を聞く限りは、この墓所は無人のお寺さんで作業に入ることは問題なさそうです。

問題のご相談は岩槻区の某寺院の方…
ご依頼者様のご家族がお寺に対し「カネ」の要求に怯えている様子。
お父様がお亡くなりになり、子供は姉妹の4人。
墓守をするのは、お母様で最後のようです。

そのなかで「葬儀=75万」「49日=9万」「新盆=9万」これを「義務」だといって強要し、払わない場合は督促状を出すと言われたそうです。

複数の業者に問い合わせをしても、「男性にやってもらったほうが良いのでは?」とアドバイスされたり、「離断の交渉はご自身でなさってください」と言われ、藁をも掴む思いで当社に問い合わせをしたのだと思います。

基本的に、自分たちで直接話すべきなのかもしれません。
ただ、言えない方だっている。
当社はこれを業として行ってはいますが…
お金をもらえないとしても、施しだと思いお手伝いする決意で営んでおります。

離檀のご相談

現在、離檀の相談を受けています。
3.11以降地盤の傾きがあり、寺院側が墓域の工事を行うということから、祭祀継承が男子でないのは相応しくないと寺院に言われ、離檀の話まで発展。そして志納金について納得がいかないご依頼者様が当社に連絡をくださり対応することになりました。
東京都文京区の寺院。今回のご依頼を受け寺院に連絡しても部外者扱い…
1000年続くお寺が何でしょうか?
その1000年の歴史で、我々の将来の不安や悩みは解消できない。
時代の変化と共に、寺院も変化しなくてはならない時期なのです…
それに気づかせてもらえる「チャンス」と捉える…
目の前の問題をプラスに捉えるのも仏法の根本ではないでしょうか?
そう思うところでございます。

台東区浅草にて墓じまい

「お墓を処分したいが、お寺から永代供養で200万円と言われて困っている」とご相談されてきた依頼者様。早速に現地を確認。小さな納骨室の蓋の裏側には300年に渡って供養してきたご先祖の遺骨が20数体埋葬されているとのこと。はっきり住職にお話できるご依頼者様でしたので離檀のお話は進めて頂き、当社は墓石の撤去…墓じまいと海洋散骨の部分を引き受ける事となりました。当日、住職も墓前に来られ「200万で永代供養すればいいのに…」「浅草はブランド。離檀なんて初めてだよ。変わった人だ…うちは古いの檀家ばかりなんだ。」そうおっしゃる住職。悪い住職ではなさそうなのですが…
ただの管理人だと思えば肯定でき楽になる。現代における寺院の役割とは…

とあるホームページから引用した釈迦の前世の「雪山童子」という苦行僧が、帝釈天から頂いた偈。

諸行無常 (しょぎょうはむじょうなり)
是生滅法 (これしょうめつのほうなり)
生滅滅己 (しょうめつをめっしおわりて)
寂滅為楽 (じゃくめつをらくとなす)

すべてのものは無常にして、
生じては滅する性質なり、
再生してはまた滅していく。
それが静まり止むことこそ安楽なり。

昔も今も坊主丸儲けなのか?わかりませんが…
現代において寺院の役割が少しずつ変化していて心の負担を
与える存在になっていると思わざるを得ない。
寺院も現代において何をすべきか…新しく生まれ変わり改革を行なうことがことができなければ寺院は消滅の一途を辿る。そう思うところでございます。