台東区浅草にて墓じまい

「お墓を処分したいが、お寺から永代供養で200万円と言われて困っている」とご相談されてきた依頼者様。早速に現地を確認。小さな納骨室の蓋の裏側には300年に渡って供養してきたご先祖の遺骨が20数体埋葬されているとのこと。はっきり住職にお話できるご依頼者様でしたので離檀のお話は進めて頂き、当社は墓石の撤去…墓じまいと海洋散骨の部分を引き受ける事となりました。当日、住職も墓前に来られ「200万で永代供養すればいいのに…」「浅草はブランド。離檀なんて初めてだよ。変わった人だ…うちは古いの檀家ばかりなんだ。」そうおっしゃる住職。悪い住職ではなさそうなのですが…
ただの管理人だと思えば肯定でき楽になる。現代における寺院の役割とは…

とあるホームページから引用した釈迦の前世の「雪山童子」という苦行僧が、帝釈天から頂いた偈。

諸行無常 (しょぎょうはむじょうなり)
是生滅法 (これしょうめつのほうなり)
生滅滅己 (しょうめつをめっしおわりて)
寂滅為楽 (じゃくめつをらくとなす)

すべてのものは無常にして、
生じては滅する性質なり、
再生してはまた滅していく。
それが静まり止むことこそ安楽なり。

昔も今も坊主丸儲けなのか?わかりませんが…
現代において寺院の役割が少しずつ変化していて心の負担を
与える存在になっていると思わざるを得ない。
寺院も現代において何をすべきか…新しく生まれ変わり改革を行なうことがことができなければ寺院は消滅の一途を辿る。そう思うところでございます。