文京区の寺院墓地にて墓じまい

半年以上、寺院と折り合いがつかず…
少々強引ではありますが撤去を強行的に行いました。
作業開始後すぐ、住職が出てこられ作業を中止するようにと制止される場面もありました。

作業を一旦中止。
作業は構わない。念書を書いて欲しいということになり
念書を書くことに…
その際のお話は…都内で1000年続く寺院は「浅草寺」とこの寺しかないことや、天皇陛下の生前退位と政治について…

お寺をやめることを直接、家族が伝えに来ないことに対し…
仏教とキリスト教の違いを挙げ説明してくださり、日本人はこんな民族ではなかったと
嘆き、もう手遅れだと…
法律はキリスト教から生まれたもの。
法律的な行為を踏んで、お墓を撤去すると言われても
話が噛み合う訳がない…何を伝えても話は伝わらないと…

話は分かります。
お寺とのお付き合いを断つ最後機会に、第三者に頼んで終わらせるという行為も、確かに違和感を覚えますが、お寺も嘆いてばかりではダメなのです。
人の心は、日々曇るもの。
日本人には仏の教えが必要というならば、人に語る必要がある。
本堂で経典を読み、廻向おくるだけではもう間に合いません。

志と行動なくして、人の心には動かせない。
そう思うところでございます。

今回は寺院にとって迷惑な話なのですが、ご依頼を頂いたご家族様には、
「墓石の撤去ができ、ほっとしました。」とのお言葉を頂きました。

3時間程度で無事撤去が完了致しました。
終わってすぐ、改葬許可申請の代行で埼玉県上尾市役所へ。
手続きも無事完了。