奥様は…お姉さま

お写真は直近のお手伝い。
そして、墓じまいのお見積もり
お天気…パッとしません。

本日は埼玉県の三芳町へご遺骨の引き取り。
部屋に通されそこで目にしたのは、全うしたとは思えない若い女性の遺影。
「お母様では無さそうだ…」と思い、お話を聞くと10歳年上の奥様。
結婚式の時のお写真だったようで、享年58だったとのこと…それでもまだお若い。
心臓の病で、検査の過程で癌も見つかり、心臓移植も断念せざるを得ない状況だったそうです…
ご依頼者であるご主人…「本当に優しくて強い人だった」と。
奥様は、「葬儀は、無宗教でお墓はいらない」「お骨は一切残さず海に撒いて」「遺品は気にせず全て処分して」そう手紙に綴ったとか…
「私の為を想ってそうしたんだろうと…」ご主人がおっしゃってました。お子様のいる様子もなかったので、何が言いたいのか分かりました。鼻がつーんとした、お引き取りの際のお話です…

湘南って

日曜日。珍しく出船の予定もなく、本日は故人様のご遺骨を引取りに鎌倉と藤沢へ
湘南って…何でこんなに雰囲気がいいんでしょうか?沢山のご家族にお会いし意見を聞くと、とくに鎌倉は「住む場所ではない!」なんておっしゃるご家族もいるのですが(笑)とても魅力的なエリアだといつも思います。
この湘南の海で、仕事をさせてもらっていることが誇らしく思えます。

海はどうして人を引き寄せるのか?どうして海が見たくなるのか?私の「海が好き」は漠然としているので、どうでも良い事ですが、
なんで好きかはっきりしようと思います(笑)
夜の海「闇」を見るのが好きです。灯台の光を見ると希望が湧きます。自分が闇に陥った時、あそこに向かっていけば何とかなる!
夜の海に投げ出された訳でもないのに…この闇を人生に置き換える。光がある限り希望は無くならない。そう思えるのです。
そして、昼間の海は何でしょう?「まぁいっか」と思わせてくれるところでしょうか…海の広さと自分の悩み。天秤に…
塵ほどの悩み。「お前の小さな頭で悩んでどうする!忘れろ!」そう問いかけてくれます。だから海が好きです。

縦横無尽

昨日は、埼玉の鴻巣市でご遺骨の引取り。
本日は、南足柄市。事務所は東京で良かったと…つくづく思うところです。
以前は、湘南に事務所があったほうがと思ってはいたのですが…
神奈川の湘南で生まれた方が埼玉へ…当然あるんですね、やはり。鴻巣の故人様は横浜生まれでした。同じような境遇で幸手市の方もいらっしゃいました。
そして…
9月に入り、墓じまいのお見積り依頼が立て続けにありました。本日伺った南足柄市の住職不在某寺院。檀家さんの数も少ないので魅力がないのでしょう。次の住職も来るわけないです。
ご依頼者の希望により。9月の18日に墓じまいとなる予定です。
明日は、再び埼玉県狭山市の共同墓地と松戸市の八柱霊園にてお見積りです。

それと別に、本日「九州の納骨堂に預けてある遺骨を散骨して欲しい。その中の1体はお墓に埋葬したい。」と電話でご相談を頂きました。横浜市の港北区にお住いで、藤沢市にある民間の霊園をM・Sという石材店から紹介してもらったとの事。富士山が見えてとても良い霊園だと話してくださいましたが、更に話を聞くと…ひとり息子は千葉県の県職員で市川市に住んでいるとのこと。
市川市営霊園は、撤去に助成金を出してくれるので(今現在は)お勧めしたのですが、市の職員ではないので定期的に移動があるとのこと。

スバリ、お墓の購入はお勧めしませんでした。
非常に勉強になりましたとおっしゃって頂きました。
売らなきゃいけない立場なら言ってはいけない内容でしたが…

群馬県 伊勢崎市へ

本日は、群馬県伊勢崎市へ。
今月23日に江ノ島から相模湾へ散骨を予定している依頼者様のお宅へ、ご遺骨の引き取りでご訪問しました。23日は亡くなったご主人さまのお誕生日。何かと節目となる日はご主人様の誕生日である5月23日だったそうです。ご主人さまの遺影に、笑顔で話しかける依頼者様がとても印象的で、哀しみの殻を破り2歩、3歩と力強く歩みだしている。そんな、エネルギーが伝わってきました。
好きなことを好きなだけやって来たご主人様。亡くなったご故人様のためにも、奥様にはご主人様のようにあって欲しいと…そう思いました。
「好きなことを好きなだけ」そんな人生はきっと笑顔が絶えない。笑顔を絶やさないことは、故人様の何よりの供養になる…そう思います。

23日。お天気になることをお祈りします。

そして、ハガキが二通届いていました。
そのうち一通は無料散骨の依頼者様。お手紙ありがとうございました。
海はいつでもいつまでも、そして誰人も平等に受け入れる。
だから、当社は海と同じようにどんな方でも、どんな身分でも受け入れる。
この理念は、ずっと守って行きたいです。

http://sankotsu-sou.com/archives/1876

Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年5月11日

引き取りで茨城県へ

海洋散骨のご依頼で茨城県へ。
静岡県や愛知県も今まで引き取りに伺ったことはありますが、北東のエリアで最も遠いお客様となります。
今回、ご家族だけで散骨をしようと考えていた依頼者様。故人様のご友人方がどうしてもということで、共に乗船し故人様を見送ることになったそうです。
ご友人の人数は25人。ご家族は2人。参加されるご友人の多さに驚きました。とてもご友人に愛されていたんだと…
元々、神奈川県平塚市にお住まいで、数年前に茨城の地に移り住んだようです。故人様は15年間の闘病生活を経て天に召されたそうです。
実は、依頼者様はお母様で、今回「目の前で起きている現実を受け入れられなかった」と話してくださいました。
訪問から約3時間。様々な話をし「寂しいです。泊まっていって欲しいくらい。」などと冗談でも嬉しい言葉をかけて頂き、お宅を後にしました。
自分にとってなんでもない今までの経験が、お客様の心の苦を抜き、仕事で経験した些細な事がお客様の心に楽を与える。そんな事に気付きました。
これからも、沢山の経験でお客様に「楽」を与えられる人間に成長して行きます…

そして、15日の散骨のお手伝いで撮影したデータが破損して復旧しかない状態に…
費用に驚き!…お金には変えられません!