秦野市、墓じまい

今年5月に「お寺と揉めているんだがそれでもお墓を撤去してもらえますか?」と、ご相談を受けていました。
内容は、離檀について寺院が要求する数百万円の離檀料が高すぎる。そもそも払うべきものなのかが争点のようでした。
寺院側と檀家様の双方が弁護士を立てて話し合っている最中、解体に着手。
寺院側の弁護士から工事日程を決め、許可を得ているにも拘らず、寺院側から工事中止の要請。理不尽な中止要請に対応しなかった為、警察までが来る騒ぎとなりましたが、警察官は問題ないと判断し、帰られました。お墓から出した故人様のご遺骨は散骨せず、他の墓地に改葬される予定です。今回、お客様のお陰で本当に良い経験をさせて頂きました。ある意味、寺院とは同業者であり立場が上なのですが、お客様の希望は何が何でも必ず達成させるという姿勢が寺院側に響き、駐車場や水場、休憩場所の提供、更には飲料の差し入れまでしてくれました。そして無事、お墓の撤去が終りました。お客様にご報告したところ「いろいろとご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。本当にありがとうございます。」とお言葉を頂きました。昨今、檀家と寺院間での揉め事はよく耳にします。仕事は受け承りたいが揉め事に巻き込まれたくはないというのが普通の心情です。ですが、「船長の思い」ここにも書いておりますが、供養の駆け込み寺として使ってもらいたい。それが当社の理念。今後も変わらず、どこまでもお客様の「ありがとう」この一言のために…
お墓の撤去をしている画像

お墓が更地になった画像