第1回「無料散骨終了」

IMG_1485初めての無料散骨が実施されました。
故人様のご家族一名を乗せ江ノ島沖へ。私の布施行はまだまだ続きそうだ。
散骨と言えば、石原裕次郎さん。1987年逝去され一部は湘南の海へ散骨されたという。
公に「散骨」という言葉を耳にしたのはこの頃なのだろうか。著名人の影響は大きいが、海への散骨はそれ以前にされていたと思う。
世界の葬送を見ると「水葬」がある。その名の通り遺体を火葬しないで海に流す葬送だ。現在の日本では死体遺棄罪となり罰せられるが、昔は一部の地域で水葬が行なわれていたそうだ。
例えば、出雲地方では子供や妊婦が亡くなった時は遺体を石棺に入れて宍道湖に沈めたそうだ。海外を見るとネパールやチベット、インドにも水葬がある。インドのヒンズー教徒は火葬後の遺灰をガンジス川に流す。幼児は火葬せず石などをくくり付け流すことがあるそうだ。火葬しない理由は、再び生を受けて欲しいという願いが込められている。