北東の風がややありましたが、本日2組のご家族のお手伝いが無事終了。
操船中に「これで望んでいた散骨が叶ったね」という言葉が聞こえました。
故人様は、ご家族にどう伝えていたのか…真剣に最後は海に散骨してほしいと言っていたのか、または軽い会話の中で言い残したのかはわかりませんが、どういうかたちであっても、伝えておく事は大事だとつくづく思うのであります。お墓の販売をしていた頃、突然亡くなられたご主人のために、高額のお墓を購入されたご家族がいました。決して経済的に豊かなご家庭ではなかったように思えます。亡くなる前日、新しい自動車が欲しいといって販売店に行った事が、ご家族には心残りだったようです。新しい車に乗る事が叶わなかった…だから立派なお墓を建ててあげよう。そう思ったようです。それが自分だったら…お墓は望みません。
お墓を買うくらいなら、日々の暮らしに役立てて欲しい。そして一日も早く普段の生活を取り戻して欲しい。
私ならそれだけを切に願うのであります…