大切な人を身近に

2013年の4月にお手伝いをさせていただいたご家族様より再びご依頼があり、「今回は母が…」ということで、ご遺骨を引き取りに保土ヶ谷区までお伺いしました。実は、生前にお会いしており、座敷でお話しをした当時の記憶が蘇ってきました。帰りに海岸に立ち寄り馬に乗った人を見て驚いたことまでも…
最近、お会いしていた方々が旅立ってしまうことが多くなったと感じます。血のつながりもない方々なのですが…少々感傷的になってしまいます。そして、自らの生き方を考えさせられるのです。「天よいつでも迎えに来い!」そう思える悔いのない自由な人生を歩もうと…

そして、故人様となって再会し砕骨を行わせて頂きました。
今回、ご遺骨の引取り時にペンダントを2つお預かりしました。月とイルカがモチーフのペンダントです。
「mother」と彫刻してあり、それを見た瞬間に自分の母親を思い浮かべ鼻がツーンとしました。
自分の子供達が「少しだけでいいから遺骨を持っておきたい」そう思ってくれるだろうか…
「皆無」その二字に限ると…それも我が人生。父親らしい事はまったくできていませんが、人の役に立っている実感は大いに感じております。
それは素晴らしいことではないかと、自分を慰める今日この頃でございます。