談志さん 2月上旬長女・弓子さんがハワイで散骨

昨年11月に亡くなった落語家立川談志さん(享年75)の遺骨が今月初旬にハワイの海にまかれたことが20日、分かった。追悼公演「落語立川流In平成中村座」が東京・浅草の平成中村座で行われ、弟子の立川志らく(48)が明かした。

散骨は談志さんが生前、家族に「骨を海にまいてほしい」と伝えていた。談志さんが大好きで、家族で訪れていたハワイを長女の弓子さんが1人で訪れ、ハナウマ湾や談志さんが勝手に「ダンシビーチ」と呼んでいたお気に入りの海岸など3カ所からまいたという。

志らくは「弓子さんは(遺骨は)全部だともったいないから一部だけと言っていた」と明かし、「持って行き方を相談されたが、結局、(3カ所分を)ビニール3つに小分けにされたので、覚せい剤みたいになった」と笑わせた。また、「(弓子さんから)面白かったから今度はみんなで行こうと誘われた」と話した。

追え悼公演は、平成中村座を主宰する中村勘三郎(56)が約25年前から親交があり、企画。02年の大阪公演では談志さんが特別企画として落語会を行った縁もある。

勘三郎は志らくのほか、立川談春(45)、立川生志(48)ら4人の弟子、放送作家高田文夫氏(63)と遺影の前で行った座談会に参加。「呼んでもいないのに公演を見に来たり、“四次元だった”と褒めてくれたけど、意味が分からなかったり…。座標軸ではないけれど、この人に褒められたらうれしいというような人だった」と故人をしのんだ。・・・「Yahoo!ニュース」続きを読む