相模湾プライベート散骨

東京にある墓を墓じまいして6柱を平塚沖に散骨させていただきました。当日は天候にも恵まれ故人のゆかりのあった平塚沖で散骨できました。音楽もあり、笑顔もありでこのような見送り方もありだと思えました。
ありがとうございました。

ただ、墓じまいからの海上散骨については、手続き等に煩わしさがあったことは否めません。
縁さんへの注文ではないのですが、今後このようなケースで検討されている方の参考になればと思い記させていただきます。

墓地埋葬法においては海上散骨は定義されていません。このためお寺のある自治体に問い合わせると改葬(墓の引っ越し)には当たらないとの判断(自治体によって判断が異なることもあるそうです)でした。つまりお寺からお骨を取り出すのに行政上の手続きは不要とのこと。ところがお寺からすると何も手続きせずお骨を取り出すのは後々第三者から問い合わせがあった場合等の対応に困るとのことで、当初は難色を示されました。最終的には、縁さんで発行していただいた受入れ証明書を添え、当方で一筆記した文書を提出(責任をもって海上散骨する旨記載)することで墓じまいを実現することができました。
正直なところ、役所や寺との調整でそこそこの手間や時間を取られましたし、万が一のことを考え、海上散骨以外の方法も同時並行で検討するなど、精神的にも負担もあったことは事実です。
現在では海上散骨も故人の見送り方として十分認知されている状況ですので、一刻も早く法的な位置づけがなされ、手続き的にも確立されることを切に望みます。