手をつなぐ

2017-12-03

ことわって撮らせて頂いた1枚の写真…

平凡な家族の写真に見えますが、事情があって一緒になったご夫婦。お互い二度目の結婚。
そんな家族が写っている写真…

平成27年の4月に奥様を病気で亡くしたご主人に依頼され、散骨をお手伝いさせて頂きました。
奥様は、ご主人と小学三年生の娘さんを残してご逝去されました。
散骨した日のこと…その日は雨。小さな背中でお父さんと共に遺灰が入った袋に手を添え、散骨していた姿があまりにせつなくて忘れられません。

奥様は、サザンオールスターズのファンだったので湘南の海で散骨することになったのですが、お住まいは千葉。前日から泊まりで臨んでいたので、延期をされませでした…

爽やかな空の下でお手伝いができなかった事が無念で去年、娘さんと一緒に奥様の散骨をした場所まで船に乗せるから遊びに来て欲しいとお手紙を発信。なかなか返事は返ってこなかったのですが、今年になってお電話をいただきました。

そして11月3日に決定。
当日、待ち合わせの場所にもうすぐ着くと電話でやりとりをし、「人数が2人じゃないんですがいいですか?」と…
すぐに分かりました。再婚したのだと…
電話を切り、10分後…2年半ぶりに再会した家族は5人家族に…
お互いにお子さん一人を連れて結婚。その間に新たな命も。

5人を乗せ出発..ポイントへ。
お花を手向けながらサザンオールスターズの「慕情」が流れ…とっても素敵な時間でした。
娘さんは涙し、それぞれ手を合わせ何かを報告していたのだと思います…

人は、様々な問題を抱えながら、果てしなく続く海を航海するように生きている。
そこで不安は尽きない。だから、手をつなぎ…助け合って生きて行く。
これで、天国の奥様は少し安心できるのではないか…

今回はご家族のための奉仕でしたが、ご家族に得る事が難しい…得難い何かを頂きました。
心からこの仕事に就かせて頂けた事…感謝したいと思うところでございます。

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