真夏の果実

土曜日は、東京湾と相模湾で2組の予定でしたが、高波で相模湾は中止となり、海洋散骨のお手伝いは東京湾のみ。
西は高知県香南市、東は茨城県つくば市からお越しになおられた家族様で、お天気は梅雨空ではありましたが、無事に終えることができました。

日曜日は、相模湾で2組。
土曜日の海象を踏まえ中止の判断をしましたが、1組は可能性があるなら雨でも出港したいとのご要望。
その日でないといけない理由があったのかもしれません…
当日を迎え、雨は本降りではありましたが海は、ほぼ平水べた凪。
出港を決めました。

ご夫婦揃ってサザンオールスターズの大ファンだったようです。もちろん、曲を流しながら…
烏帽子岩を故人様にお見せし、江ノ島と烏帽子岩の中間地点の沖合で奥様のご遺骨を散骨。
「真夏の果実」から始まりお見送りの時には「涙のキッス」…
降船し、依頼者様は「区切りを付けることができました。」そう言い残してお帰りになられました。

ご依頼者様の希望に応えるのが使命なのですが、
やはり…お若いご家族様のお手伝いは切ないので、できれば避けたいものです…

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年7月5日

今月も無事に…

本日、東京湾で1組。相模湾で2組。計3組のお手伝いが無事終了。
漁協組合の皆様、船宿の皆様にも感謝申し上げます。
今月も無事、15組のご家族の海洋散骨をお手伝いすることができました。
海洋散骨のお手伝いを2009年12月2日にスタート。今月で5年6ケ月が経ち、多くのご依頼者様のおかげで、ボートを1隻増やすこともできました。
これからも、ご家族に満足して頂くことはもちろんのこと、海洋散骨を希望される方やご家族様が、清らかな気持ちでその「とき」に臨めるよう先を見据え取り組んで参ります。
それは、地域の方の協力なくして実現できることではありません。墓地の造成では必ずと言っていいほど反対運動が起こります。これから益々、海洋散骨を希望される方が増えることによって、海を「骨捨て場」だと揶揄し反対する勢力も出てくる可能性もあります。だからこそ、「分け合い、譲り合う」その精神で、地域に理解をしていただく努力をしていきます。それは、私も海洋散骨をして欲しいと思う一人だからです…

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年6月28日

梅雨空で…

本日は、相模湾にて海洋散骨です。
横浜市都筑区にお住いのご家族様を乗せ江ノ島から出船。
ご家族が到着される直前、江ノ島沖では雨柱が…
到着されてすぐに、江ノ島上空を雨柱が通過していきました。少し雨脚がおさまって出発。
「本降りの雨」までは至りませんでしたが、一度延期になったご家族様だったので、青空の下でお手伝いができれば良かったのにと… 梅雨明けが待ちどうしい今日このごろです…

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年6月26日

土日の出船

土曜日は梅雨の中休み。金曜日は雨で日曜日も雨の予報。
気持ちよく晴れ、海も今年2番3番くらいのコンデションでした。
宮城県からお越しになられたご家族。もともと湘南エリアにお住まいだったそうです。
自分(故人様の)の散骨の時は晴れにしちゃうんだからね!とご家族は微笑んでいらっしゃいました。

日曜日にお手伝いをさせて頂いたご家族は、兵庫県と北海道から。
故人様は、湘南エリアで暮らしていらしたようです。
そして当日。9時台には雨の予報で9:30の出港予定でしたが、
前日から宿をとっていらっしゃるということで、宿の朝食をとる前の7:30に出港してはとお薦めし7:30に変更が決定。
スタッフは6時前に到着。私がお⚪︎坊をしてしまった為ご家族様には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。
この場をお借りしお詫び申し上げます。
予定より40分程遅れてしまい出船…
時折、ポツポツとはありましたが何とか天気はもってくれました。

9時には船を上げ、二宮町へ。
2年前にお手伝いをさせて頂いたご家族のお宅へ砕骨作業のためご訪問。
2年前には目の前にいた御方。故人として再会することはとても残念に思いましたが、
再び、使者としてお手伝いさせ頂けることを誇り思いました。

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Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年6月22日

見えない力

土曜日と日曜日で5組のお手伝いが無事終わりました。

日曜日、最後にお手伝いをさせて頂いた埼玉県志木市在住のご家族。
ご遺骨引き取りの際、依頼者様は終始涙を流し亡くされた息子様のことを話してくださいました。
祖母が亡くなった時には真っ先に駆けつる。「人の死」に対して普通の若者らしくない感覚をもつ不思議な子だったと…
社会人になって持っていないと恥ずかしいからと、初任給で買ったものは「喪服」だったそうです。
そして、その祖母の散骨に立ち会い、自身も散骨がいいと話していたとのこと。
キリスト教の聖書に「賢者の心は弔いの家に、愚者の心は快楽の家に向かう」という言葉があるそうです。
きっと故人様は、前者だと…

最後に、散骨当日のお天気の話をしました。
依頼者様は、うちの息子は「晴れ男」だったから必ず晴れますと。
私は、期待しすぎないでくださいねと言い残し、ご自宅を後にしました。
前々日の予報は、「晴れのち曇」。前日に「曇り」に変わり、当日は朝から雨。

良くない展開だと思っていました。
それでも雨はなんとか上がり、ご家族が集まる時まで厚い雲で空は覆われていました。

海も良いコンディションとは言えず、ゆっくり二艇の船を茅ヶ崎沖(烏帽子岩沖)へ進めていくと
雲の間に晴れ間が覗いてきました。そしてポイントに着く頃には光が差し込み、波も収まり、人の目には見えない働きがあると言わざるを得ない瞬間でした。思っていたよりも良い状況でお見送りができ最後には「お願いして本当に良かったです」とお言葉も頂きホッとしました。

その後、船を上架しご遺骨の引き取りで横須賀へ。海岸線は大渋滞。
海の家の建設も始まっています。

急遽、行き先を変更して横浜駅で兵庫県のご依頼者様よりご遺骨のお預かり。
そこから予定していた横須賀の追浜へ向かいました。

戻ったのは、午後9時頃。なんとか滞りなく無事一日を終えることができました。

http://sankotsu-sou.com/archives/1934

Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年6月15日

2隻での海洋散骨

本日、3組のご家族のお手伝いが無事終了いたしました。
最後の1組のご家族は2隻で対応。神道で納骨祭に代わる散骨祭。御神職もいない散骨祭だったため、どう締めくくってよいか分からない部分もありましたが、
最後は「千の風になって」の曲を流しながら故人様のお見送りをされました。海洋散骨は宗教上の垣根を越えた葬送だと改めて感じました。
ご家族にも大変喜んでいただき、「私の時もお願いします。」の言葉も頂きました。
いつもご家族には「人生全うされてください。その時は喜んでお手伝いをさせて頂きます。そして私も最期はこの海から皆様に会いに行きます。」とお話しています。
今回、2隻で対応することで客観的に見ることができ、「自由で何事にも縛られない」素晴らしい葬送を多くの方々に知っていただきたいと切に思いました。

http://sankotsu-sou.com/archives/1925

Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年6月7日

5日間の出船

現在、海洋散骨のお申し込みや墓じまいのお見積もり他、対応が遅れていることを深くお詫び申し上げます。
本日、お客様へメールのご返信をうっかりしていなかったことが発覚。深くお詫び申し上げます。

27日から続いた5日間、全て出船することができました。
28日は鎌倉市のお客様。葬儀社様からのご紹介だったため担当させて頂きました。
ご家族全員が信仰に厚いキリスト教徒。とても温厚なご家族で私自身の心に深く残る暖かいご家族でした。

29日は相模原のご家族。当日は北風が強く吹き、ご家族の希望で出船し鎌倉の沖合で無事終えることができました。散骨を終えた直後に雨が降り出し、「別れを惜しむ…」そんな散骨のお手伝いでした。
30日は小田原市と横浜市戸塚区のご家族様。朝から富士山や大島が見え今年一番の爽やかな天気となりました。海もとても澄んでいて、操縦席から1枚写真を撮らせて頂きました。
ご覧の通り相模湾はとても綺麗な海です。
以上の3組のご家族は当社の「篠原」が担当させて頂きました。

そして、31日。
東京湾側で茨城県のご家族様のお手伝い。そして相模湾側では、葬儀社様の依頼で出船。
茨城県のご家族様には本日、お礼のお電話を頂きました。「篠原さんがとても良くしてくださいました。」と…
見えないところでも、きちんとご家族様に心遣いをしている。そんなスタッフにも感謝。

その間に、お手伝いをさせて頂いたご家族様からお手紙が届きました。本当にありがとうございます。
港区のU様。英語がわからないので翻訳してもらいました。読めないけれどとても嬉しかったです。
伊勢崎市I様。お手紙届いております。他のお客様にも「最初から最後まで…」とお褒めのお言葉を頂き、更にI様にお言葉を頂いたことにより自信が付きました。
これからどんなご家族に対しても、「最初から最後まで、徹して尽くす」そんな決意を致しました。
本当にありがとうございました。

開けて、6月1。
八王子市と埼玉県某所で、墓じまいのお見積もり…
詳細は、後日…

http://sankotsu-sou.com/archives/1912

Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年6月1日

本日は葉山より

本日は天気もよく、夏の陽気。
海上では海鳥が騒ぎ、渦になって羽ばたいています。

本日は、大田区の依頼者様。
今回、散骨されたのは、お母様のご遺骨。
以前は葉山で暮らしていたそうで、故人様は葉山での散骨を希望されていたそうです。

医療従事者の道を志した故人様は、生前から自身の体を医学発展のために使って欲しいと献体を希望されていたと依頼者である娘様が話してくださいましいた。今日、暮らしていた葉山の海から静かに旅立たれました。

そして昨日、小平霊園の樹林墓地への埋葬を控えたお客様の一部散骨。

気持ちですが、お花も付けておきました。
これで、行きたいと言っていた「釣り」行けますね。
お手紙でご報告致します。

本日より5日連続の出港予定。
平塚で一時係留して明日に備えます。

http://sankotsu-sou.com/archives/1908

Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年5月27日

葉山で笑顔…

今朝は強風で、自艇で行う予定のお手伝いが中止になってしまいました。
本日は潮回りが悪く、一度出港したら午前11時にはマリーナへ戻らなくてはいけない状況。
そのため、天候が回復したとしても時間をずらしてお手伝いができない。そんな条件でした。
前日に、予定通りとご連絡したのも関わらず、延期とさせて頂いたことを大変申し訳なく感じております。

そして、急遽スタッフ3人で鎌倉のお客様の対応をするため葉山へ向かいました。
葉山でも出船を見合わせていたものの、予定時間の30分前に出船が可能となりました。
天候は短時間で回復へ向かい、無事に故人様の希望された散骨がご家族の手によって行われ、最後に集合写真。

1枚目は、硬い顔…
2枚目は笑顔!

故人様が喜んでいただけると思う1枚。
撮れました!

http://sankotsu-sou.com/archives/1898

Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年5月24日

お客様との距離

15日、相模湾で鎌倉のお客様の海洋散骨。
お客様のご希望により事前にご自宅へ訪問。ご遺骨を砕骨をさせていただきました。そして、スタッフ2人に任せ無事お手伝いを終えることができました。
その頃、私は千葉東霊園でご遺骨の引き取り。7〜8年前に訪れたことがある霊園。

ご依頼者様は、キリスト教。それは、墓石の表面に十字架が刻まれているので明らかです。
管理事務所の方々は、焼香台を用意し有無を言わさずお線香を…手渡す。
和型で香炉があるから仕方ないのか?
心のアンテナが壊れているのか?…どうするのか何故聞かない?
でも、和型墓石に十字架…そして香炉。
日本の供養はメチャクチャで一貫してない。

依頼者様は、やっぱり帰り際に、なんでキリスト教なのに線香を渡すんだ?と呟く。
あの人たちに霊園を管理する資格があるのか?
しっかりしてくれ!

そんな事を思いながら、お客様と管理事務所で懇談。
お茶をいただきながら、昔話を聞かせてくださいました。
しっかりと最後までお供致します。

そして16日は、マリーナに行くも気象が悪く3組の予定は中止…

そのうち2組は、翌日の17日を希望。なんとか、枠をつくり…
17日4組…
江ノ島→平塚→江ノ島→江ノ島
涙も笑顔もあってよかった…

18日は、一呼吸。
19日は、東京都立八柱霊園で2区画の墓じまいの下見とお見積もり。続いて市川市営霊園で1区画。墓じまいのお見積もりです。

帰路に着く頃、お問い合わせの電話がありました。
平成24年7月にお手伝いをさせて頂いたお客様からです。
…再びご家族のお見送りの場に立ち会える事を誇りに思います。

最近思います…
お客様との距離が少しずつ遠ざかっている…
最後まで、立ち会う事ができず、スタッフに最後を任せることが多くなってきました。
小さな会社のままでいい。「いつまでもお客様と共に」そんな会社であり続けたい。

http://sankotsu-sou.com/archives/1884

Posted by 株式会社墓地ナビ on 2015年5月19日