湘南での散骨…そこにドラマ

7月下旬の週末は台風の影響で出船中止が続きました。ですがそれ以降、週末に台風も来ることなく多くのご家族のお手伝いを終えることができました。

写真では伝わらないドラマがそこにあります。
人生を全うして亡くなられた故人、20代でご両親より先に亡くなった故人…
散骨に至るまでの経緯やご家族の心の葛藤…
ただ…ここで、この海の上で良かったと思えれば、このドラマは「はっぴーえんど」で終えることができる。そう思えるのございます。

そのために私たちができること…
残された家族が悔いなく、これで良かったと思って頂くには、心遣いはもちろん、
ご家族様に故人様と最後の時間をより良く過ごして頂くために何ができるか…
株式会社墓地ナビの飽くなき挑戦は続き、それもドラマとなるのでございます。

ご家族のため…
お願いして良かったと言って頂くため…
勿論、自分の為。自分の家族のため。人の役に立てていると実感するため…
挑戦に挑戦を重ねて参ります。

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手をつなぐ

ことわって撮らせて頂いた1枚の写真…

平凡な家族の写真に見えますが、事情があって一緒になったご夫婦。お互い二度目の結婚。
そんな家族が写っている写真…

平成27年の4月に奥様を病気で亡くしたご主人に依頼され、散骨をお手伝いさせて頂きました。
奥様は、ご主人と小学三年生の娘さんを残してご逝去されました。
散骨した日のこと…その日は雨。小さな背中でお父さんと共に遺灰が入った袋に手を添え、散骨していた姿があまりにせつなくて忘れられません。

奥様は、サザンオールスターズのファンだったので湘南の海で散骨することになったのですが、お住まいは千葉。前日から泊まりで臨んでいたので、延期をされませでした…

爽やかな空の下でお手伝いができなかった事が無念で去年、娘さんと一緒に奥様の散骨をした場所まで船に乗せるから遊びに来て欲しいとお手紙を発信。なかなか返事は返ってこなかったのですが、今年になってお電話をいただきました。

そして11月3日に決定。
当日、待ち合わせの場所にもうすぐ着くと電話でやりとりをし、「人数が2人じゃないんですがいいですか?」と…
すぐに分かりました。再婚したのだと…
電話を切り、10分後…2年半ぶりに再会した家族は5人家族に…
お互いにお子さん一人を連れて結婚。その間に新たな命も。

5人を乗せ出発..ポイントへ。
お花を手向けながらサザンオールスターズの「慕情」が流れ…とっても素敵な時間でした。
娘さんは涙し、それぞれ手を合わせ何かを報告していたのだと思います…

人は、様々な問題を抱えながら、果てしなく続く海を航海するように生きている。
そこで不安は尽きない。だから、手をつなぎ…助け合って生きて行く。
これで、天国の奥様は少し安心できるのではないか…

今回はご家族のための奉仕でしたが、ご家族に得る事が難しい…得難い何かを頂きました。
心からこの仕事に就かせて頂けた事…感謝したいと思うところでございます。

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神奈川 湘南は快晴

本日、相模湾で今年初めてのお手伝いです。
富士山もはっきりと。そして空は快晴。
名古屋のお客様から香川の「金比羅宮」の黄色いお守りを頂きました。
恥ずかしながら、お客様にお守りを頂いて、この金比羅宮を知りました。香川では庵治石が有名です。
それしか知りません。この金比羅宮は海上交通の守り神として信仰されているようです。
今まで、多くの故人様のお見送りに付き添わせていただき、この海では普段から守って頂いていると思っています。
お客様にお守りを頂き更に守られます。
それは、当然、海上で無理をしても大丈夫ということではありません。
当社を頼ってきてくださるお客様がいる。そのお客様には心に残る散骨をしていただきたい。だから絶対無理はしない。結果、守られるのだと思います。頂いたお守りは目に見えるところに…感謝。
そのお客様の出船を、昨日の土曜日から本日の日曜日にずらしていただきました。結果、全てに感激していただけました。

そして、息子様を亡くされた鎌倉のご遺族様。終始笑顔でした。きっと故人様も喜んでいらっしゃると思います。悲しみも喜びも表裏一体です。