山岳にて散骨

今年の3月のお問い合わせ…

1月にお亡くなりになったご兄弟で、お兄さまのご遺骨…
生前、今回散骨した場所となった地で、人生を過ごすことに憧れていたそうです。
しかし、殆どの時間を病院で過ごしたご兄弟…
その願いは叶わず、お亡くなりになってしまいました。
せめて、お兄様が憧れた場所で散骨し、少しでも願いを叶えてあげたいとご相談をお受けしました。

前日にキャンプサイトにてテント泊。
朝一番で登頂。散骨を実施し下山するスケジュール。

登山指数は前日「C」…
散骨当日は「A」の予報で素晴らしい写真が撮れればと思っていたのですが、山の天気は変わりやすく散骨当日の指数は「A」から「B」へ…
実際は「C」ではないか?と思う横殴りの雨。ときに雷…

登山指数とは、登山に適している天候かどうかを示しており、
「A」が良い、「C」が悪い…「D」はもっと悪い
という感じでございます。

残念ながら、天候は回復せず、散骨を実施。

念のため、キャンプサイトで登頂の日程を1日遅らせた方と交流。
翌日の晴天に恵まれた素晴らしい景色の画像がメッセージ写真で送られてきました。

散骨時は悪天候でしたが、翌日は晴天っだ模様で
今頃、お兄様はこんな景色を眺めていると思いますと….
その画像を添付し翌日完了のご報告を致しました。

散骨時の画像は「真っ白」だったのですが思っていた以上に喜んで頂くことができました。

登山中、恥ずかしながら邪の念があり…
横殴りの雨に嫌悪を抱き、絶景が見たいと自身の欲に溺れておりました…
どんな状況であろうと、ご家族のためにという「一念」で登ることが使命であり修行なのだと反省。

その後、以下のメッセージを頂きました。
「今回散骨想様とのご縁がなければ兄の夢は叶わなかったと思うと本当に感謝します。
ありがとうございました。」

…感謝され、気づかされた事に感謝するご依頼でございました。

株式会社墓地ナビさんの投稿 2020年8月12日水曜日

株式会社墓地ナビさんの投稿 2020年8月24日月曜日