墓じまい。指定の石屋じゃないと…

横浜市中区の根岸共同墓地に参りました。
裏には、旧根岸競馬場。
以前、当社がここにご遺骨を引き取りに伺いして、散骨だけをお手伝いしたことはありました。ここは、複数のお寺や一部が横浜市の管理のもと運営されているとか…

今回、ご依頼者様は過去に当社を利用して頂いた、また違うご家族様です。
当社で散骨と墓じまいを行いう事を希望されています。

共同墓地は、集落で墓地として利用していた土地が「みなし墓地」として共同墓地になるという認識で、「業者は自由に選択できる墓地」と思って現地に行ったのですが、どうやら違う様…

根岸共同墓地について良くわからないので、ご依頼者様にお世話になっているお寺に電話をして確認をしてもらいました。

すると、やはり「指定の石屋じゃないと困る」と
だいたい同じ返事が返ってきます。
独占的な…もはや商売です…

よくあるのは、民間の霊園。
土地の権利(永代使用権)を購入すると使用規約に、「指定業者で工事を行うこと」と
殆ど明記されており、購入者は契約の意味も深く考えず契約してしまいます。

今回、民間霊園の様にお寺に従わなくてはならない根拠はありません。
それが暗黙のルールなのです。
ご依頼者様には、「こちらで業者を手配したい」とはっきりお寺に伝えてみては?
とアドバイスを致しました。

すると…お寺さんは電話を「がちゃ切り」したそうです…
葬式坊主の末路がこれでございます…
意向は伝えた上でのお寺の対応…「がちゃ切り」なので
「承諾」という解釈をしたご依頼者様。
9月中旬に墓じまいを行います。
その後、海洋散骨となります。
寺院に対する強い「意思表示」はとても大事だと思うところでございます。