150万円?!鵜呑みにしないで

本日、一本の電話がありました。「10人位の参加で、おたくにお願いした場合、ホームメージにある項目以外の費用が…例えば桟橋使用料など別途掛かるのですか?おたくは何故そんなに安いのですか?」と…
同業者か分かりませんが、海洋散骨をする場合、150万円は掛かると言われたそうで、そのことに驚きました。
乗船する人数と使用する船にもよりますが、一般的に海洋散骨で使用する船は30f〜50f(フィート)で9m〜15mの船だと思います。(当社の船は28fなのですが…)例えば、乗船前にホールにて聖職者立会いで法要や散骨祭。次に散骨の実施。その後、会食を入れたとしても150万の費用が掛かるとは思えません。業種は違いますが、釣り目的で一般の方が使用する仕立て船(貸切船)は6万円〜程で7時間程度貸し切る事が可能です。(時にはそれ以下の費用でも…)当社の船は使用目的が異なり、散骨のお手伝いの時のみに出船することから、釣りを目的とした船宿さんとは国の制度もあり、比較対象とはなりません。しかし、需要バランスで考えても12〜18万円が妥当だと思うのです。
殆どの方が何度も経験するものでなく、むしろ初めてという方が多い海洋の葬送。その弱みに付け込む業者には十分注意して頂きたいと思います。

そもそも、他の多くの業者が、保険代や桟橋使用料という項目を出していますが、旅客用の船舶は、旅客賠償保険に加入しないと運行できないものですし、桟橋使用料も桟橋に着けなければ乗ることもできません。この当たり前のような項目がある業者さんは、ほぼ斡旋業者で「海洋散骨は大事だ」と見せたいのだと思います。(勝手な解釈ですが…)
また、「釣り船は魚臭く散骨には向いていない」という業者もいかがなものかと…実際に船に乗っても気になる程の魚臭はしません。そして漁師の経験やネットワーク程、安心なものはないと思うのです。